流浪の王 
-†流浪の王†-


 かつて――。

 謀略により、父も、母も、祖国すら喪い、守るべき民に、追われ続けた流浪の王がいました。

 彼には血の繋がった幼い妹がいました。

 二人で逃げて、逃げて、見知らぬ土地に逃げました。

 その地で王は妹と別れました。

 王は悲しくて、哀しくて、胸が張り裂けそうでした。

 ある日二人は再び出会いましたが、王は涙が枯れ果て、泣けまんでした。

 そして乙女になった妹は、王を実の兄と知らなかったのです。

 王は自らが兄だと名乗りませんでした。

 自ら築き上げた屍の山を見られるのが怖くて名乗れませんでした。

 
 これは世界でたった二人だけの兄妹の話―――


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